未経験から電気工事士を目指すうえで大事にしたい3つのポイント

2020/06/15

目次

手に職をつけられる職業として、人気がある電気工事士。

しかし、電気工事業界では「毎日キツそう」「しんどそう」といったイメージもあり、いざ自分が現場に出たとき、挫折せずに続けられるのか不安に思う方もいるでしょう。

そこで、この記事では未経験から電気工事士を目指す方へ向けて、3つの心構えと、先輩電気工事士さんからのメッセージをお届けします!


その1:先輩の背中を見て学ぶ

電気工事会社に就職してはじめての現場。

慣れない風景に、最初はなにをしたら良いか分からず、あたふたしてしまうなんてこともあると思います。

基本的に電気工事が未経験者の場合、現場の掃除や片付け、荷物の積み込みなどの手元作業から学ぶことがほとんどです。

しばらくの間は、こういった手元作業を行いながら、先輩に「あの道具もってきて!」「ここ押さえてて!」というような指示を受けつつ、徐々に現場に慣れていくパターンが多いでしょう。

「これって雑用ばっかりじゃん…」中にはそう感じてしまう方もいらっしゃると思います。

ですが、この期間は未経験から始める方にとって大事な勉強期間

誰かが一から教えてくれるから大丈夫!というスタンスでは、 現場で必ず置いていかれるので、自分からどんどん積極的に吸収しにいきましょう。

先輩から持ってきてと頼まれた工具の名前や、使い方を見て学んだり、現場でどんな風に動いているか段取りをおぼえたり。

先輩の現場での動きや手先を見て学び、マネする。

これを繰り返しすることが、成長への近道だと言えます。


その2:一人前になるまでの期間

一人前になるまではどれくらいかかりますか?

よくこんな質問を目にします。

正直、どれくらいで一人前になれるのかは一人一人の吸収力や技量によって変わってくるでしょう。

これまで様々な企業様の声を聞いてきましたが、多くの割合が「一人前になるまでは3年~5年はかかる」と言っていました。

しかし、電気工事歴10年以上のベテランでさえ「俺なんてまだまだ素人だ」という人もいたり、「現場に出たらみんな一人前だ」という人もいたり。

『一人前』という定義は、人それぞれの捉え方で違うものです。

入社したての頃は、まずは焦らず、1つ1つクリアしていくことから始めてみましょう。


その3:資格の取得を目指しましょう

未経験から電気工事士としての活躍したいのであれば、電気工事士の資格取得を視野に入れましょう。

求人募集の内容をみると、「資格経験不問!」と書かれていることも多く、無資格者でも採用してくれる企業はたくさんあります。

しかし、無資格だと対応できる工事の幅に限りがあるので、幅広い作業を行えるようになるためにも、第二種電気工事士や第一種電気工事士、そのほかの電気に関連する資格を取得していくことをおすすめします。

先輩電気工事士さんからのメッセージ

最後に、現役の先輩電気工事士さんから、未経験で電気工事士を目指す方への応援メッセージをいただいたのでご紹介したいと思います。

【神奈川県・40代男性】

この業界は人材不足ですし、年々若手も減っているので、電気工事士を目指したいと思ってくれる人が増えることが嬉しいです。


どこの会社に就職したとしても、最初のうちは仕事をおぼえるまで本当にしんどいと思います。


自分もはじめたての頃は、なかなか休みも取れないし、親方には怒られるし、ずっと辞めたい辞めたいが口癖になってました。でも好きで始めたことなんでね…。


わたしがいつも親方に言われてたのは、「出来ないことはできないってはっきり言え」ってことです。じゃないと下手したら事故に繋がりかねないので。


早くおぼえたいって気持ちがあるのはすごく良いことです。でも最初のうちは焦らず、じっくり先輩のマネしながらおぼえていってください。


危険な仕事って言われることが多いけど、ほんとに面白い仕事ですよ。


まとめ

今回は、未経験から電気工事士を目指す方への3つの心構えをお伝えしてきました。

電気工事士になってはじめの頃は、見るもの触るもの、いろんなことが初めてだらけだと思います。

どんな仕事でも、環境に慣れるまでは時間がかかるものです。

先輩電気工事士さんや周囲とのコミュニケーションを取りながら、焦らずに、1つ1つのことに取り組んでいけると良いですね!

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